再延長戦
今年初めて、べっぷ温泉杯に参加しました。
宮崎、佐賀、長崎、福岡、山口から男女16チーム参加し、2日間熱戦が繰り広げられました。
会場は、べっぷアリーナ。
バスケットコート4面の大きな体育館です。1月の九州大会もここで開催されます。
初日は1勝1敗で、3試合目に勝てば2日目の決勝トーナメントに進める試合を長崎のNチームとさせていただきました。
Nチームは6年生中心で、しかも160センチ後半の選手が2人いました。
WEST明和は、一番大きな選手が142センチ。全てのマッチアップがミスマッチという状況でした。
しかも、前半はバスケット初めて3ヶ月の選手を3人も使わなければなりません。
今大会も、子供達に課題を与えました。
秋の大会に向けて、ディフェンス特にボックスアウトの強化と、大きい声でコミュニケーションをとる。ナンバーコールだけでなく、自分の前にいる仲間に指示が出せるようになる。
オフェンスは、攻守の切り替えを早くして、シュート本数を増やす。
基本ですが、まだこのレベルが出来ない状態です。
この課題を試合前に再確認して、Nチームの試合に臨みました。
前半は大きい選手にリバウンドをとられ、セカンドチャンスをことごとく決められる苦しい展開でした。
しかし、子供達は諦めていませんでした。
前半ビハインドの展開や、大きいチームと対戦するのはたくさん経験しているので、表情も平気な顔をしていました。
後半、マンツーマンディフェンスが効きだし、ボックスアウトも頭の上でとられるボールをタイミングをずらしてジャンプしはじき、全員でルーズボールをとりに行く積極性が出始め、みるみる点差が縮まり4クォーター残り26秒で3点差、相手のファールでフリースローという展開になりました。
フリースローを2本決めても1点差で負けている展開、しかも相手が30秒オフェンスコントロールすれば負けという状況。
タイムアウトをとり、フリースローをうつ6年の陽(ひなた)に、1本目必ず入れなさい。2本目はリングにライナーでボールをあてなさい。そしてみんなでリバウンドをとってシュートを決めよう。
成功するのはかなり厳しい戦術ですが、陽はチームの中でもフリースローの確率がよく、最近調子を上げている選手だったので、内心ワクワクしていました。
結果、ものの見事に成功して、リバウンドをキャップテンのまりんがもぎとり、シュートも決めて延長戦になりました。
子供達も父兄を飛び上がって喜んでいました。
延長戦も一進一退、3分の延長も勝負が決まりません。
高校のインターハイ、大濠vs帝京長岡みたいにずっと延長したいなと思うぐらい、試合に出ている選手もベンチの選手も盛り上がっていましたが、再延長は2点先取のサドンデスでした。
結果は、相手にフリースローを決められ敗戦でしたが、子供達の粘りと取り組んできた課題が少し達成できた試合でした。
2日目の2試合目も佐賀のTチームと戦ったのですが、ラスト30秒で3点負けていたのをオールコートディフェンスで相手のミスをさそい、見事ブザービーターで逆転勝利。
子供達の諦めない気持ちが培われた大会となりました。
別府中部の豊田監督をはじめ大会事務局の皆様、2日間ありがとうございました。
九州大会に参加できるようあと2ヶ月気張っていきます。
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